野嵜 ひとみ 隊員(69歳) 都城営業所/勤務歴3年
2026年2月インタビュー当時
都城営業所で活躍するシニア世代の星、野嵜さん。柔らかい物腰と確かな仕事ぶりで、現場の職人さんや仲間からも信頼の厚い彼女に、警備の仕事のやりがいや、シニアならではの働き方についてお話を伺いました。
裏方の苦労も、接客の経験も。すべてが今に繋がっている
野嵜さんのキャリアは、実はとても多彩です。若い頃は名古屋や地元のホテルで「洗い場」の仕事を転々とし、裏方として現場を支えてきました。
「名古屋にいた頃は、2階建ての喫茶店を一人で任されたこともあったんですよ。1階で料理ができたら2階まで運んで、接客して。階段の上り下りも多くて大変でしたが、お客様に『いらっしゃいませ』と声をかけるのは苦じゃなかったし、むしろ楽しんでいましたね」
その後、地元・都城に戻り、「男女の差がなく、頑張った分だけお給料に反映される仕事」を探した結果、行き着いたのが警備の世界でした。かつての立ち仕事や接客で培った体力が、今の野嵜さんの基礎となっています。
現場の安全を守る、細やかな「無線」のやり取り
現在、野嵜さんが主に担当しているのは、電気工事や伐採作業に伴う交通誘導警備です。特に神経を使うのが、大型車両が行き交う幹線道路(国道10号線など)での片側交互通行。
「先日は信号機を止めての大きな現場もありました。複数の隊員さんで連携をとるのですが、私が大切にしているのは無線使用時の言葉使いの丁寧さです。カーブで見通しが悪い場所では、相手に状況が正確に伝わるよう、車両の色やナンバー、大きさなどを具体的に伝えるようにしています。『白い普通車が1台行きます』とはっきり説明することで、お互いが安心して誘導に専念できるんです」
長年の経験から、「10輪ダンプ」や「トレーラー」といった車両特性もしっかり把握。その的確な状況判断が、現場の安全を支えています。

「週3〜4日」がちょうどいい。自分のペースで働く良さ
野嵜さんの働き方は、週に3〜4日。無理のないペースを保つことが、長く元気に続ける秘訣だと言います。
「今は現場も忙しい時期ですが、会社が私の希望を汲み取って調整してくれるので、ちょうど良いバランスで働けています。夜勤は入らず、日勤のみ。冬の朝晩は冷え込みますが、体を動かしていれば意外と平気なものですよ(笑)。立ちっぱなしで足が疲れないよう、現場ではこまめに足首を回したりして、自分なりに健康管理も楽しんでいます」
かつて腰を痛めた際、温泉に通って自力で治したというエピソードを持つほどアクティブな野嵜さん。今では「どこも悪いところがない」と笑顔で語るその姿は、まさに健康そのものです。
協力し合える仲間がいるから、苦手なことも乗り越えられる
警備の仕事はチームプレー。時には気の合う仲間ばかりではないこともありますが、野嵜さんは「仕事は仕事」と割り切り、プロとしての姿勢を崩しません。
「現場に行けば、運転を代わってくれる優しい同僚もいますし、お互いに助け合う場面がたくさんあります。私は少しお喋りが過ぎることもあるけれど(笑)、コミュニケーションを大切にしていれば、どんな現場でも上手くやっていけるものです」
そんな彼女の温かい雰囲気は、現場に「癒やし」をもたらしています。
これから入ってくる仲間へ:「気負わず、まずは飛び込んできて」
最後に、警備の仕事に興味を持っているシニア世代の方へメッセージをいただきました。
「最初は『難しそう』というイメージがあるかもしれませんが、そんなことはありません。うちの会社は、現場で旗の振り方や無線機の使い方を丁寧に教えてくれるので、未経験でも大丈夫。大切なのは、相手に分かりやすく伝えようとする気持ちです。若い人はもちろん、私と同じシニア世代の方も、気負わずに挑戦してほしいですね」


