地域の安全に貢献する警備サービス業は、
毎日変化があって楽しい仕事です。

藤本隊員

 藤本崇 隊員(73歳)  日南営業所所属 / 勤務歴12年6カ月
 ※2023年インタビュー当時

「旗振り」の仕事は、実は嫌だと思っていました。


60歳で定年退職になり、当時は次の仕事を探すためにハローワークに通っていました。
通り道にセキュリティロードの日南営業所があったのですが、「旗振りの仕事は嫌だなぁ」と思いながら、日々通り過ぎていました。
でも、何度も何度も前を通るうちに「やっぱりやってみようかな」と思い立ち、入社を決意しました。

入社してまず驚いたのは、警備員には国家検定資格があるということです。
そして、街中でよく見る片側交互通行の警備員が、この国家資格を持って仕事をしていることに、二度驚きました。自分はどちらかというと責任ある仕事をしたいタイプなので、検定取得には燃えましたね。


試験は「交通誘導警備業務2級」と「雑踏警備業務2級」の二つを受けました。

定年後に挑む、国家資格の取得。


「交通誘導警備業務2級」は工事現場で活躍する資格です。歩行者や車の通行に危険のある場所で、事故が発生しないよう警備することができるようになります。「雑踏警備業務2級」はイベント会場や人の雑踏する場所で使う資格であり、やはり事故や負傷などのトラブルが発生しないよう警備します。

自分の性格的に次々と職を変えるのは嫌なので、資格を取ったことで心が安定して、仕事ができるようになったと思います。

仕事の内容は、道路での片側交互通行の誘導や、ダンプカーの誘導、イベントなどの雑踏警備などいろいろありますが、その中でも自分が特に好きなのは片側交互通行の現場です。

藤本隊員


通行止めの迂回誘導の現場では、進路を塞がれるため、苦情を言ってくるドライバーも中にはいます。
ですので、それと比べると片側交互通行の方が、地元の人もドライバーも、そして私たち警備員も、嫌な気持ちにならないなと思うんです。


私たちには安全を確保するという責任が生じて、勤務時間中は緊張感を持って仕事に当たることができます。

仕事はだいたい外なので、他の仕事よりも疲れるのはないかとよく聞かれます。しかし、現場の事故防止の責任を負っているため気が張っていて、実はそれが自分の元気の秘訣になっています。


前職は、工場の建屋の中での仕事だったので日焼けもしませんでしたが、警備サービス業に就いてから日焼けして、より健康的に見えるようにもなりました。

仕事が終わって一緒に飲みに行く仲間・友人もできました。


職場での人間関係も、セキュリティロードは気楽でいいですね。
前職の工場勤務は、毎日、ハンコを押したような生活でしたが、警備の仕事に就いてからは、出勤時間もバラバラで、現場もいろいろなので、「今日はどんな現場かな?」と向かうことにワクワクすることもあります。

現場では班長として責任がありますが、仕事を終わって飲みに行く仲間や友人もいて、自分の子供ぐらいの年齢の人ともオフを楽しんでいます。
セキュリティロードの隊員さんは皆さんとても付き合いやすいですね。


現在は、週に一日お休みをいただいています。日曜も出勤していますし、1日8時間ほど働いていますね。
特段、趣味といえるものもないので、仕事は多めに入れるようにしているんです。

家にこもっていると、正直することがないので、家の周りをきれいにしたり、庭の草刈りをしたり、犬の散歩をしたり…と、何気ないことがいい息抜きになります。

いくつになっても「社会」と関わって生きていきたい。

藤本隊員


今、73歳ですが、これからも気力・体力が続くうちは、お酒も愉しみながら仕事を続けたいと思っています。
入社前は、「旗振りは嫌だなぁ」と考えていましたし、夏は暑い、冬は寒い警備員はとても大変そうに見えます。


が、実際働いてみると、「籏を振っていると楽しい」ものです。
何でもやってみないと分からないものですね。

自分の人生もいろいろありましたが、セキュリティロードで働く毎日は、第2の人生そのもの。
定年後、歳を取って遊んでいる人を見ていると、「社会と関わっていることは大事」だなと思います。人と交わって、自分の考えを持って仕事をすることに誇りを持っています。

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