外山 勝藏隊員(62歳) 都城営業所所属 / 勤務歴1年1カ月
※2024年インタビュー当時
フォークリフトオペレーターから警備員の道へ!
以前は木材会社に勤めており、フォークリフトを操作しながら工場内に丸太を搬入するなどオペレーター業務を行っていました。しかし、時は新型コロナが猛威を振るっていた時期。経済活動が止まり多くの企業がその煽りを受けていたなか、在籍していた会社も厳しい経営状況となり、そうした流れから私はセカンドキャリアとして転職を考えました。
まずハローワークへ訪れると、そこには『セキュリティロード』の会社名がありました。怪我の心配があるフォークリフト運転からは身を引き、もともと興味のあった警備業の道で頑張ってみようと、早速応募を決めました。
4tダンプの運転もしていた前職と職種はガラリと変わったものの、セキュリティロードに入社し1年1ヶ月を経た今、接し方の丁寧な上司や職場の仲間、環境に恵まれていることを肌で実感しています。
「おつかれさん!」が自然に飛び交う営業所の雰囲気が、仕事のしやすさでしたり、チームワークの良さを下支えしているように思いますね。
一礼に込める想いと警備員としてのやりがい
主な仕事は、歩行者と車両の交通誘導警備です。朝は5:30頃に起床し、現場の距離によって出かける時刻が異なります。冬季などはやはり寒いですが会社から支給されるカイロもあり、時期に合わせ対策グッズを活用。外仕事なので人により向き不向きはあると思いますが、どのような現場環境であっても常に心掛けているのは、“感謝の心を持つ”ということです。
例えば直線道路での交通誘導の場合、車両がおよそ100m先に見えた時点で旗振りを行います。その際に『止まってください』という気持ちから、ドライバーに見えるよう大きく一礼。次には『止まって頂きありがとうございました』の気持ちから再び一礼をします。
流れ作業のように交通誘導をするのではなく、心のある仕事として向き合ってくことがやりがいの一つでもあります。
自らも運転をするため感覚的に分かることですが、車を停止させるにあたっては空走距離と制動距離から停止距離を推し量る必要があります。警備法に係る専門知識はもとより経験則も要するなか、主要道路、狭い路地など、任務にあたる地域の特性を理解した上で、環境によって視点を変えてみることが大切です。
メイン道路などでは電信柱が50m間隔で設置されているため、車両の静止は3本先の電信柱から促すなど目安を定めることもあります。研修で習得したノウハウにプラスして、経験値も活かしながら日々任務遂行を目指しています。
やはり、全ての方に交通事故のない安全な社会で生活していただきたい。
私たち警備員の仕事が交通事故を減らすその一助になっていることには、大きな社会貢献に役立っていると感じています。
日々付けている“業務メモ”
セキュリティロードに入社し成長を感じたことは、警備員としての多様な対処法が身についた点です。
実は入社当時より独自にメモを取り続けており、どの現場でどのような対応をしたか、どのような対応が良く何を次に生かすかなど書き込んできました。自宅に帰宅したらイメージトレーニングを行うつもりで始めましたね。
細かく掻き上げ蓄積された情報は新たに加わる仲間に、仕事の要領や方法を伝えるツールとして役立っています。
- 旗の振り方⇒車が接近した時は大きく振りつつも流す際には車に当たらないよう横向きに!
- トランシーバーの使い方⇒使い方次第でコンマ何秒か通じないことがある。相方さんがトランシーバーを切った後、5秒数えてから「はい」と返事をし意思疎通を行う。
など、日々自信を持って仕事をこなすために自ら勉強する楽しさも感じています。場数を踏み経験をメモに記録し実践で活かす。この循環が自分の内側から出てくるヤル気であることには、今後も仕事に対して前向きな姿勢でいられそうです。
仕事があることで生まれる“心のゆとり”
休日は趣味の釣りやボーリングに出かけます。日曜日ですと散歩のほか、広場で遊んでいる子どもたちとキャッチボールをするなど、身体を使って休みの日を過ごす日も多いです。
休日が楽しめるのは、普段仕事をするなか絆や信頼関係で結ばれた仲間がいることはもとより、歩行者や自転車の方との会話、『がんばってください』と言って手渡される缶コーヒー、ドライバーの方が返してくれる会釈など、多くの人の温かさに触れているからだと思います。
セキュリティロードの警備員であるからこそ巡り合えるが日々が心のゆとりに繋がり、今の私の原動力になっています。
セカンドキャリアを考えている方へ
若いうち、動けるうちには働くことで活力が生まれます。
セキュリティロードの職場環境では、あいさつに始まり風通しのよい風土が心地よく、仲間に恵まれるのではないでしょうか。
現場作業のため暑さ、寒さという厳しさはありますが、周囲に相談しやすい点から安心感もあります。
今後私は、プロのベテラン警備員を目指します。
セカンドキャリアから追う新たな目標のため、できる限りセキュリティロードで頑張っていきたいと考えています。