2025.06.25
SDGs

熱中症対策 義務化に向けて

近年、職場での熱中症が深刻な問題となっており、昨年は全国で1,195人が熱中症により死傷。これは過去10年間で最多であり、政府も「熱中症対策の義務化」に向けた検討を進めています。
警備業のように屋外勤務が多い業種においては、命に直結するリスクであり、対策は“努力義務”から“責任”へと変わりつつあります。

セキュリティロードではこうした社会的動向を受け、全社をあげて熱中症対策の強化に取り組んでいます。まず、緊急時に迅速に対応できるよう、対応マニュアルとフローチャートを全営業所へ展開。体調不良時の報告から病院搬送までの流れを統一し、誰でも迷わず行動できる体制を整えています。

また、日々の体調管理も徹底。出勤前の電話確認に加え、暑さ指数(WBGT)の掲示、連勤者や持病を持つ方への配慮、現場での声かけなど、現場主導でのリスク管理を強化しています。

交通誘導員には勤務前後の体調確認に加え、必要に応じた勤務調整も実施。アルコールチェックと併せて、安全管理の精度を高めています。
装備面では、空調服の全員支給に加え、飲料水・塩分タブレット・経口補水液を常備。誰もが必要なときにすぐ使えるよう配置を徹底し、一部現場ではお客様用の飲料提供も行っています。さらにチェック表で体調や服装の記録をとり、日々の振り返りにも活用しています。

「命を預かる現場」としての自覚をもち、「できる対策は確実に、防げる事故は絶対に防ぐ」──この姿勢を全社員が共有しながら、これからも安全で安心できる職場づくりに取り組んでまいります。

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