みんなどこで働いているの? シニアが就職したい業界・適した業界

シニアが転職する理由と、失敗例を教えます!

再雇用の道を選ぶか、セカンドキャリアを見つけるか

高齢者を対象とした「継続雇用制度」には2つあることをご存じでしょうか。

「勤務延長制度」は、定年を迎えても退職扱いにはせず雇用を続けるもので、賃金をはじめとする職務内容が大きく変わることはありません。「再雇用制度」は、従業員をいったん退職扱いにして退職金を支払った後、新しい雇用契約を交わすものです。

中小企業を含めて、「継続雇用制度」は非常にポピュラーに使われている高齢者雇用制度ですが、定年を迎えて、“セカンドキャリア=第2の職業”を求め、社会の大海に泳ぎ出すアクティブシニアも増えています。

インターネットとスマートフォンの普及により、シニア向けの求人情報サイトが充実し、以前には出合えなかった業界や職種に簡単にアプローチすることができるようになりました。

「本当はこんな仕事がしたかった」

「知り合いのいない環境でもう一度トライしたい」

という意欲があるシニアに好評で、情報サイトへの掲載数も年々増えているようです。

定年後の仕事について、多くの人が「これまでの経験を活かした仕事をしたい」とキャリアを優先しがちです。そう思ったときには一度立ち止まってみて、自分にできること、たとえば趣味、スキル、ライフスタイルなどを見つめ直すことも仕事探しのヒントになります。

若者にはない経験や知見を活かす仕事に挑戦するのもシニア層にしかできないことと捉えてみましょう。

シニア層にお薦めの仕事はいくつもあります。ビジネスや専門分野においてアドバイスを提供する「コンサルティング」、大学や専門学校での「先生」やセミナーやワークショップなどでの「講師」、地域の観光名所や歴史に精通する「観光ガイド」、ブログを書いたり趣味のサイトへ投稿する「ライター」、絵画、音楽、写真、工芸などクリエイティブな趣味を活かした「アーティスト」活動、自然と触れ合う「農業・ガーデニング」、そして、社会貢献の一環となる「ボランティア活動」なども視野に入ります。

セカンドキャリアという視点に立つと、自分が本当に好きなことや、キャリアやスキルの先にあるものなど、興味を持つ分野を自らが開拓していくことは、若返りや新しいコミュニケーションの創出にもつながります。

たとえば、ジーンズブランドに勤めていた人が自分のデニムショップをオープンして、オリジナル商品を作り、デニム好きの若者と交流したり、お花好きの女性が自宅でワークショップを開き、アレンジメントを教える教室を設けたり、雇用にはとらわれない働き方も、自分の可能性を広げます。

働くことの目的や希望から見つける、本当に自分がやりたい仕事

大学を卒業するときの就職活動は「とにかく大手上場企業」「高い給与・福利厚生」「やりたい職種」などが主な目的になっていて、20代前半の選択の視野は狭いものでした。終身雇用が前提の会社に入って、家庭を持って、家族のために身を粉にして働いて、気がついたらシニアといわれる高齢者で定年間近……。

まだまだ「アタマも身体もピンピンしている」世代に適した仕事は、上記の業界・職種の他に、人々の健康と安全を支える重要な役割を果たす「ヘルスケア・介護業界」や、車の運転が好きで、身体を動かすことはいとわない人には「ドライバー・配達員」なども非常に需要が高い業界です。

また、柔軟な働き方を望む人にはパートタイムの仕事が適し、インターネットを活用したオンラインビジネスは、場所や時間に縛られることなく働くことができます。

定年後に警備サービス業で働く際に気をつけたいこと

「ずっと望んでいた趣味を優先する生活をしたい」「昇進や出世の世界から解放されて、自分の出身地でのびのび暮らしたい」という人に適している業界・仕事が、警備サービス業です。仕事は働く時間や曜日が固定されていないシフト制で、平日にも希望休を出すことができ、日勤、夜勤、当直・当務の勤務形態を選ぶこともできます。

警備サービス業で働く際に気をつけたいのは、

  1. 自分の健康状態を常に正しく判断・評価できること
  2. 必要な資格や訓練を受け、正規の方法で業務を行うこと
  3. 法律や業界基準を理解し、遵守すること
  4. 人との丁寧な対応や協力的な態度がとれること
  5. 緊急事態への対応や危険の回避方法を学ぶこと
  6. 安全で快適な作業環境を確保し、身の安全を確実に守ること

などが挙げられます。

警備サービス業に従事しているシニア世代は、自分のライフスタイルを優先しつつ、充実した働き方を実現するために日々汗を流しています。適切な準備と正しいアプローチがあってこそ守れる、社会の安心・安全=セカンドキャリアとしての警備サービス業で、社会貢献はいかがでしょうか。

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