定年後も忙しく動き続ける、
アクティブシニアの原動力と実態

アクティブシニア

「アクティブシニア」と聞いて、誰を連想しますか?

60歳以上で、年齢を感じさせないほど元気で、笑顔が輝き、何かに立ち向かっていくパワーのあるシニアを「アクティブシニア」と呼びます。そういうお元気なシニアはポジティブなマインドを持ち、何事に対しても楽しむというスタンスが特徴ですが、アクティブシニアのキーワードは「自分事」と「コミュニケーション」です。

結婚して、仕事をしながら育児や教育に邁進してきて、気がついたらシニア世代と言われる年齢に。そこでやっと持てるようになったのが「自分のために使える時間」です。これまでは家族や他人のために使っていた時間が、やっと自分の手の中にある――それまでできなかったことや行動が「自分事」になる喜びは、自然と心までアクティブにします。

また、現役時代は仕事に邁進していた人がシニアになって、「社会とのつながり」に目覚めることが多いのもアクティブシニアの特徴。地域のボランティア活動などを通じて、自分自身の価値に気づくと同時に、新たなコミュニケーションを形成していくことを喜びと感じるのは、心が若い証拠でもあります。

そういう元気で新しい発見を求めるシニア世代は、「サクセスフル・エイジング」とも呼ばれます。自分が年齢を重ねていることをあまり気にせず、生活を充実させるために、夢中になる「趣味」を作って仲間を集め、衣食住の中では「美味しいものを食べる」ことを楽しんでいます。そういう前向きな暮らしをしているシニア世代は、あなたのすぐそばで見つかるはずです。

シニア世代が元気を保つための原動力とは

最近のシニア世代は、「実年齢」よりも「気持ち年齢」や「見た目年齢」を重視するようになり、バランスの取れた食事や適度な運動はもちろん、男性もコスメを利用することが増えています。健康的な生活習慣を保つことは元気の基本であり、心に平安をもたらします。

健康管理と運動は、アクティブシニアの必須項目ですが、新しいコト・モノ・ヒトに興味を持ったり、趣味に力を入れることは、毎日の暮らしに活気と心の充実感をもたらします。同じく、新たな学びや挑戦も脳を活性化させ、新たなスキルを身につけたり、興味深いトピックと触れることで、知的な刺激を得ることができます。

社会とのつながりは前述しましたが、仕事を離れた趣味友や家族との交流は、心の元気の維持に直結するもの。仲間や家族と笑顔を交わし、支え合うことで心の豊かさを得られます。また、社会と直結するボランティア活動やコミュニティとの関与は、自己肯定感を高め、意義ある生活を実感する手段として非常に有効です。

メンタル面では、ポジティブな考え方や感謝の気持ちは心の健康に良い影響を与えるので、他人に役立つことや社会貢献は特にマインドセットに有効です。そして、困難な状況にも前向きに取り組むことで、新しい喜びとも出合えます。

シニア世代が元気を保つためには、ストレスを溜めないことも大きなポイント。心身のリラックスを大切にして、ストレスをコントロールすることも元気を維持する鍵となります。

シニア世代が元気を保つために必要なものとは

バランスの取れた食事、適度な運動、十分な睡眠など、健康的な生活習慣が、仕事を遂行する体力や精神的な健康を保つために必要なことは、アクティブシニアなら実践していて当然のこと。食べたものが身体を作るように、身体と心の健康がポジティブなエネルギーを生み出してくれます。

シニア世代が多く働く警備サービス業も、ポジティブなライフスタイルと考え方を持つ人が多く、未経験者でも小さな目標からスタートし、段階的に資格取得など大きな目標に向かって進むことが自己満足感を高めていきます。

また、シニア世代にとって「セカンドキャリア」となる仕事は、新しいスキルや知識を習得することで、自己成長に気づき、自信を深めることは、生活全体のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の質を向上させます。そして、地域社会の安心・安全に寄与することで、感謝の気持ちとともに日々の小さな喜びを大切にすることを自然と学びます。感謝と喜びの意識は、ポジティブなエネルギーに直結します。

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