シニア世代のキャリアプランの成功と失敗

シニア世代のキャリアプランの成功と失敗

目標や価値観をしっかり見定め、意欲的に新しいチャレンジをしよう!

大きく二分されるキャリアプラン


シニア世代のキャリアプランについては様々です。しかし、60~65歳の定年退職にさしかかった世代に、「次の人生はどう考えていますか」と尋ねると大きく二分されます。


「それまで培ってきた経験や知識を活かして、より深掘りができる仕事を見つけたい」という人と、「それまでの人生では関わったことがない新しい仕事、新しい土地、新しい人間関係を見つけたい」という人です。

深掘りした仕事をしたいという人は、会社の再雇用・継続雇用を視野に入れて、会社にとってより有用な人材になりたいとアピールしたり、自分でコンサル会社を立ち上げて、自分の知見を他の企業・団体などでも活用したいと行動するなど、着実な足取りを求めます。

一方、新しい仕事や人間関係を求める人は、現役時代に趣味として楽しんでいたものを仕事にしようと考えたり、自分の生まれ故郷に帰って新しいことを始めるなど、こちらも意欲的です。


しかし、いざ新しいことにチャレンジしようとすると、就職では年齢がネックになったり、地方ならではの様々な社会的しがらみに苦しめられたりすることもあります。
定年世代からの「自立」はなかなか思うとおりにならないのも事実です。


成功例と失敗例


シニア世代のキャリアプランの「成功例」としては、定年の10年ほど前から、定年後をしっかり見定めて、所属内外で積極的なアクションを起こしたり、自己成長のための勉強をしたり、資格を取得したりしています。


逆に「失敗例」では、人生プランが欠如したり、学びを怠ったり、マインドセットの制約が問題となったりしています。
もちろん、思い描いた理想通りに物事は運ばないものですが、第二の人生と区切りをつけて、そこでの自分自身の目標の設定、価値観の明確化などは必ず行いたいものです。

シニア世代のキャリアプランの成功例と失敗例

成功例


例えば定年退職後、フリーランスのコンサルタントとして活躍するには、自身の経験や専門知識をアップデートすることは必須です。自分の得意分野で先見性を示すことで、同業他社もターゲットにすることができます。

また、コンサルタントとして各種SNSでの発信が信頼につながるため、たとえばブログを運営し、収益化することも可能です。


失敗例


定年後に待ち望んでいた自由な時間を満喫するうちに、その先の具体的な計画や目標を失ってしまい、同時に就業意欲までなくしてしまう人がいます。
その先にあるのは生活全般に対するモチベーションの低下や社会的な孤立感で、そこから抜け出すのは容易なことではありません。

同じく、現役時代には会社で常に時代の変化やビジネストレンドを肌で感じていたのに、退職するとスキルや技術の学習を怠ってしまい、パソコンやスマートフォンなどの最新機器の扱いもおろそかになり、自分自身の競争力の低下を感じてしまうことがあります。

もっと深刻なのは、シニア世代になると、「自分はもう遅れている」「若い世代には太刀打ちできない」というマインドセットにとらわれてしまうことです。
生真面目な人に多い傾向ですが、強い自己制約や過剰なマインドセットは、自分の新たな可能性やチャンスを潰すことになりがちです。

警備サービス業で働く人の成功例と失敗例

成功例


退職後、警備サービス業に飛び込んで、国家資格を取得し、現場で班長となり、リーダーシップを発揮している人がいます。
彼は経験を重ねるほど他のメンバーをサポートし、現場での体験から安全対策の改善やトレーニングの実施・工夫などにも貢献しています。

警備サービス業は自分の出身地で働くシニア世代も多く、自分が生まれ育った地域の安全を守ることに生きがいと誇りを見いだす人もいます。
特にお祭りなどの伝統的なイベントでの警備では、社会貢献を強く感じるそうです。


失敗例


失敗例も挙げると、いきなり現場に出て、身体的な負担を感じてしまい、警備の仕事に二の足を踏む人もいます。逆に、その反省から、日々適度な体力維持に努め、トレーニングなどを積むことで、警備業を長く務めたいという人もいます。

警備業は夜間や休日の勤務が多いこともありますが、家族との時間を重視する人にとってはそれがデメリットでも、定年後は趣味などに生きて、自由に時間を使いたい人にとってはメリットにもなります。

高齢者が人生を有意義に過ごし、キャリアを形成していくことに、警備サービス業はお薦めです。

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